グリーンコーヒーはどんな味?日本でも広まりつつあるコーヒーについて紹介

グリーンコーヒー(Green coffee)とは、コーヒーの生豆のこと。 または、焙煎せずに生豆のまま成分を抽出した飲み物を意味します。アメリカでブームになり、日本でも関心が高まりつつあるグリーンコーヒーについて、味わいや飲み方を解説します。

1.グリーンコーヒーとは

そもそもグリーンコーヒーとはどのようなコーヒーでしょうか。グリーンコーヒーの定義や含まれる成分、注目される理由について具体的に紹介します。

コーヒーの元祖ともいわれるグリーンコーヒー

普段よく目にするコーヒー豆は茶色い色をしています。これは生豆を焙煎した状態ですが、焙煎前の生豆の状態がグリーンコーヒーです。また、生豆の状態から淹れたコーヒー自体もグリーンコーヒーと呼ばれています。焙煎前の生豆は、コーヒーチェリーから精選や脱穀などの工程を経てつくられますが、それが淡いグリーンをしていることが名前の由来です。

コーヒーの新しい飲み方のように思われますが、実はコーヒーの飲み方のルーツという説もあります。コーヒーの発見は諸説あるのですが、13世紀頃のアラビアやエチオピアとされ、この頃のコーヒーは飲み物ではなく秘薬でした。眠気を撃退したり胃の調子を整えるのに良いとされ、生豆の成分をダイレクトに抽出していたとされています。

グリーンコーヒーが注目される理由

かつては秘薬として珍重されていた生豆。さまざまな成分が含まれていますが、なかでも注目されているのがクロロゲン酸です。クロロゲン酸は美容と健康にさまざまな効果が期待されるため、アメリカのセレブなどの間で話題となり、日本へも広まりつつあります。

効果から見ると魅力的なクロロゲン酸ですが、熱によって成分が失われる特徴があります。コーヒー豆の場合、焙煎するとクロロゲン酸の量は半分以下に。焙煎をせずにグリーンコーヒーとして飲んだほうがクロロゲン酸をより多く摂取できると考えられ、注目が高まっています。

グリーンコーヒーのさまざまな成分

生豆には、クロロゲン酸のほかにも多くの成分が含まれています。その一例が次のとおりです。

・カフェイン
・アミノ酸
・たんぱく質
・脂質
・多糖類

このうちの多糖類やクロロゲン酸に含まれるポリフェノールなどは、フィトケミカルと呼ばれます。フィトケミカルは野菜や果物、豆類などの植物性食物の色素や香りに含まれる成分です。いずれも焙煎すると量が減る、または消失するとされており、グリーンコーヒーではその成分まで摂取できるとされます。ほかにも食物繊維やビタミン、ミネラルなどが含まれています。

一方で、コーヒー成分と言えば多くの人が思い浮かべるであろうカフェインは、焙煎しても成分の量は変わりません。

2.グリーンコーヒーの味

生豆そのものの栄養が注目されるグリーンコーヒー。どのような味わい・香りなのでしょうか。詳しく紹介します。

通常のコーヒーとは異なる味わい

コーヒーと言えば美しい琥珀色。グリーンコーヒーは焙煎をする前の生豆なので、豆自体が黒くありません。必然的に淹れたコーヒーも茶色にはならず、淡い緑色をしていますよ。見た目は抹茶や緑茶に似ています。

焙煎によって変化する味わいの一つが苦味です。コーヒーの苦味は焙煎によって引き出され、焙煎の度合いによって苦味の強さも変わります。浅煎りは苦味が弱め、反対に深煎りは苦味が強めです。グリーンコーヒーでは苦味を引き出す焙煎をしていませんので、そもそも苦味がありません。通常の琥珀色したコーヒーとは違う味わいですが、飲みやすいという人もいます。また、コーヒーが苦手という人にはグリーンコーヒーがおすすめです。

ハーブティーのような爽やかさ

グリーンコーヒーの味はコーヒーと全く違い、ハーブティーや抹茶などに似た味がします。爽やかな風味の一方で、生豆特有の青臭さを感じる場合も。砂糖やミルク、はちみつ、生姜などを入れると飲みやすくなるようです。

さらに、グリーンコーヒーはパウダーでも楽しめます。ほんのり緑色をしたパウダーで、味わいはきなこに似ているようです。

3.グリーンコーヒーの飲み方

普段多くの人が口にするコーヒーとは成分も味も大きく異なるグリーンコーヒーは、どのようにして楽しめるのでしょうか。グリーンコーヒーの淹れ方、美味しい飲み方について紹介します。

グリーンコーヒーの淹れ方は2種類

グリーンコーヒーの淹れ方は、通常のコーヒーと同じく挽いてから淹れる方法と、生豆を煮出す方法の2つがあります。

・豆を挽いて淹れる
通常のコーヒーと同じように豆を挽き、ドリップして淹れます。コーヒー豆を挽く時は通常コーヒーミルを使用しますが、実はグリーンコーヒーはとても硬く、コーヒーミルで粉砕できません。自宅で自分でグリーンコーヒーを挽く場合は、フードプロセッサーやミキサーを使用すると良いでしょう。

・煮出して淹れる
煮出す場合は、生豆を90~95℃のお湯に入れます。火にかけ沸騰したら少しずつ弱火にして煮出します。緑色に、やや青黒さが混じった色合いになったら完了です。使用する水は軟水が適していますよ。

グリーンコーヒーの美味しい飲み方

グリーンコーヒーの味の紹介でも触れたとおり、生豆の青臭さなどグリーンコーヒーの特有の味わいがします。ホットよりもアイスのほうがそうした味わいや香りがやわらいで飲みやすくなるようです。ミルクやはちみつとの相性も良いのでいろいろと試して好きな味を探しましょう。

グリーンコーヒーのパウダーは、ヨーグルトやスムージーに入れて楽しむのがおすすめの方法です。パウダー状のグリーンコーヒーもコーヒーショップやネット通販で販売されていますので、自分で生豆から作らなくても手軽に挑戦できます。

4.知識を深めてグリーンコーヒーを堪能しよう

新しいコーヒーの楽しみ方としても注目されるグリーンコーヒー。焙煎しない、生豆そのものの特長・栄養を知ることで、新しいコーヒーの世界が広がります。淹れ方や飲み方の違いも試して、好みの味わいを見つけてみてください。

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