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香辛料で刺激をプラス!コーヒーに合うスパイスやそのレシピを紹介

コーヒーの飲み方には、スパイスを加えるものも存在します。スパイスコーヒーが一般的な飲み方になっている国もあり、使うスパイスも国によって異なるのが特長的です。コーヒーに合うスパイスや、世界のスパイスコーヒーのレシピを試すことで、新たな味わいや好みを発見することができるでしょう。

1.スパイスコーヒーの魅力

コーヒーにスパイスを入れると聞くと、驚く人もいるかもしれません。珍しい組み合わせと思いがちですが、世界にはコーヒーにスパイスを加えるのが一般的な国もあります。まずは、コーヒーとスパイスが合う理由や、コーヒーにスパイスを入れる国について紹介します。

スパイスとコーヒーが合う理由

スパイスは日本語で香辛料と呼ぶように、香りも特長的。種類によって味が異なるだけではなく、個性豊かな香りを楽しめるのも魅力のひとつです。コーヒーとスパイスが合う理由も、香りの良さが大きな要因と言えるでしょう。コーヒーにスパイスを加えると、お互いの香りが引き立てられ非常に表情豊かになります。

コーヒーにスパイスを入れる国

コーヒーにスパイスを入れるのが一般的な国は、実は複数存在するのです。

モロッコのカフェ・デ・ゼピスというコーヒードリンクは、黒コショウやナツメグなど、多種多様なスパイスが使われます。インドやトルコで親しまれているカルダモンコーヒーは、その名の通りカルダモンと呼ばれるスパイスを加えたコーヒードリンクです。また、メキシコではシナモンを煮出して加えるカフェ・デ・オージャが有名。

国によって加えるスパイスの種類が異なるのもポイントです。気分に合わせたスパイスで、異国情緒溢れるコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

2.コーヒーと相性の良いスパイス

いざコーヒーにスパイスを入れてみようと思っても、本当に合うのか躊躇してしまうかもしれません。ここでは、特にコーヒーと相性の良い5つのスパイスについて紹介していきます。ぜひ、コーヒーに合わせるスパイス選びの参考にしてみてください。

シナモン

紅茶やお菓子、料理などのさまざまな飲食物に利用されているシナモンは、知名度の高いスパイスと言えるでしょう。スパイスの王様とも呼ばれ、生薬としても重宝されています。

スティックタイプとパウダータイプの2種類がありますが、スパイスコーヒーにおすすめなのはスティックタイプのもの。パウダーと比較すると香りが飛びにくいため、上品な香りをじっくりと楽しめます。

シナモンについては、こちらの記事でも紹介しています。

ジンジャー

日本では野菜として扱うことが多いですが、生姜もスパイスの一種です。ドライタイプと生のものがあり、どちらを使うかでも風味が異なります。生の生姜でスパイスコーヒーを作る場合は、スライスしてからコーヒー粉と同時に抽出するのがおすすめです。

コーヒーにスパイシーな刺激がプラスされ、新鮮な味わいになります。体が温まるので、冬場や寒い日にも最適。コーヒーに生姜とはちみつを加えるはちみつ生姜コーヒーも、簡単にできるアレンジコーヒーレシピとして人気があります。

カルダモン

シナモンがスパイスの王様と呼ばれるのに対し、カルダモンはスパイスの女王と名高い香辛料です。世界で最も古いスパイスとも言われており、インドやトルコ、アラブ諸国ではカルダモンを入れたコーヒーがポピュラーな飲み物となっています。

スパイシーで生姜に似た清涼感がありながらも、ほのかに甘味を感じられるのが特長的。ホールタイプとパウダータイプの2種類があります。ホールタイプを使用する場合は、皮を剥いてすり潰してからコーヒーに加えましょう。

ナツメグ

甘い香りとコショウのような風味がユニークなナツメグも、コーヒーによく合うスパイスのひとつです。肉料理や魚料理の臭みを消すために利用されることが多い点からも、香りの良さを窺い知れるのではないでしょうか。

華やかな香りで存在感があるため、コーヒーに入れる際には量に気を付ける必要があります。多く入れ過ぎるとコーヒーの風味を損ねてしまう恐れがあるので、少しずつ量を足していくのがポイントです。

クローブ

ナツメグに似た甘さがありながらも、落ち着いた上品な香りを楽しめるクローブ。中国やインド、ヨーロッパでは薬としても重宝された歴史のあるスパイスです。

ナツメグと同様に存在感があるので、コーヒーに入れる時には少量ずつ調整していきましょう。他のスパイスと組み合わせるのもおすすめです。

3.自宅でできるスパイスコーヒーレシピ

昨今ではスパイスが非常に手に入りやすくなっているため、家庭でもスパイスコーヒーを気軽に試せます。ここからは、おすすめのスパイスコーヒーレシピを紹介。アレンジコーヒーのレパートリーに加えてみてください。

カルダモンコーヒー

カルダモンコーヒーは、インドなどで定番となっているコーヒードリンクです。パウダータイプを使用する場合は、コーヒーを淹れてからカルダモンパウダーを3振り程度加えます。好みに応じて砂糖を入れれば完成です。

ホールのカルダモンを入れる場合、適量はコーヒー1杯につき1粒。皮を剥いてしっかりとすり潰してから加えます。

ドリップコーヒーで作るなら、コーヒー粉にカルダモンを混ぜてお湯で同時に抽出していきましょう。

カフェ・デ・オージャ

メキシコのコーヒースタイルは、煮出すのが一般的です。ポピュラーな飲み物であるカフェ・デ・オージャも同様に、コーヒーとシナモンを煮出して作ります。

まずは、鍋に水とシナモンスティックを入れて沸騰させましょう。そこにコーヒー粉を足して、5分ほど煮出していきます。コーヒー豆は深煎りのものがおすすめです。

煮出し終わって火を消したら、すぐに注がずにコーヒー粉が底に沈むまで待ちます。上澄みをカップに注げば完成です。コクや甘味をプラスしたい場合は、黒砂糖を一緒に煮出してみてください。

カフェ・デ・ゼピス

スパイスをふんだんに使った料理が有名なモロッコでは、コーヒーもスパイスを入れるのが一般的です。カフェ・デ・ゼピスは、黒コショウとナツメグをメインに複数のスパイスを加えた刺激的で芳香なコーヒー。異国情緒溢れる香りに対して、飲み口はスッキリとしています。

作り方はとても簡単で、コーヒーを淹れてから黒コショウやナツメグ、シナモン、ジンジャーなど好みのスパイスを加えてかき混ぜるだけ。ナツメグなどの香りの強いスパイスは、少量ずつ足していくようにしてください。

気分に合わせてスパイスの種類を変えるなど、アレンジのしやすいレシピです。

4.自宅でできるスパイスコーヒーのアレンジ

本格的なレシピではなく、まずは手軽にスパイスとコーヒーの組み合わせを楽しみたいという人もいるかもしれません。自宅で簡単にできる、スパイスコーヒーのアレンジ方法を紹介していきます。

水出しでもスパイスコーヒーを

コーヒーといえばお湯で抽出するのが定番ですが、水出しコーヒーも人気が高い淹れ方のひとつ。苦味が和らぎ、スッキリとした味わいになるのでアイスコーヒーにも最適です。水出しコーヒーにスパイスを足すことで、香りが非常に良くなります。

作り方は、コーヒー粉と好みのスパイスをお茶パックに入れて、水を入れたピッチャーに浸けておくだけ。冷蔵庫で半日から1日ほど置いておき、香りと味を確認したらパックを取り除いて完成です。

コーヒー豆とスパイスを一緒に挽く

自宅でコーヒー豆を挽く際に、スパイスを一緒に挽いてみるのもおすすめです。同時に挽いて抽出してしまうことで、ホールタイプのスパイスをすり潰す手間も省けます。時短を叶えながら手軽にスパイスコーヒーを楽しめるのが魅力的と言えるでしょう。簡単なだけではなく、コーヒーに奥行きのある香りと風味を加えてくれるのも特長です。

5.スパイスコーヒーでコーヒーに新たな発見を

コーヒーと同じく、スパイスも非常に奥が深いものです。コーヒーとスパイスを組み合わせることで、複雑で豊かな香りや風味を楽しめます。ぜひ、好みのスパイスや組み合わせを見つけてみてください。

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