コーヒーケトルがおすすめの理由は?6つの選び方と淹れるコツ

コーヒータイムは、コーヒーを淹れるときの香りから至福の時間ですよね。美味しいコーヒーを飲むならコーヒー豆だけでなくコーヒーを淹れるアイテムも重要です。こだわりたいのが、コーヒーケトル。普通のやかんと何が違うのでしょうか。今回はコーヒーケトルの特徴や生活シーンにあった選び方を紹介します。

1.コーヒーケトルについて知りたい

コーヒーを淹れるのに適したケトルを使用すると、コーヒーの美味しさがワングレードアップ。ところでこのコーヒーケトルは、ほかのケトルとどう違うのでしょうか?特徴や、ほかのコーヒーを注ぐアイテムとの違いを解説します。

コーヒーケトルとは

コーヒーケトルとは、お湯の注ぎ口が細長い形状のケトル、すなわちやかんを指します。ケトルだから、火にかけてお湯を沸かす機能はほかのケトルと変わりません。コーヒーを美味しく淹れることに特化したケトルのため、このような名称がついています。

お湯を沸かす方法は直火、電気、IHと複数のタイプがあり、ライフスタイルにあった方法を選択できます。

また、お茶を淹れるなどコーヒー以外の用途に使っても何も問題ありません。

コーヒーケトルをおすすめする理由

コーヒーを美味しく淹れるためにコーヒーケトルがおすすめの理由は、やはりその特徴的な形状にあります。
注ぎ口が広い一般的なケトルを使用すると、お湯を注ぐ際に大量のお湯が一気に注がれます。もちろんそれでもコーヒーは淹れられますが、実はコーヒーの風味にはお湯と粉の接触時間が影響しており、ゆっくりとお湯を注ぐことが望ましいです。

お湯と粉の接触時間が長いほど、またお湯よりも粉の比率が高いほどコーヒー成分の抽出量は増えます。つまり、一気にお湯を注ぐと接触時間は短くなり、お湯の比率が高くなるので十分にコーヒーが抽出されない可能性があるのです。酸味が強かったり、雑味の原因にもなります。

コーヒーケトルを使用すれば一定量を時間をかけて注ぐことが可能になりますので、風味のよいコーヒーを淹れられます。

2.コーヒーケトルを選ぶポイント

注ぎ口が細いコーヒーケトル。ドリップコーヒーに適しているのはわかったけど、サイズや素材はさまざまです。自分が飲みたいコーヒー、飲む量、飲むタイミングに、どのコーヒーケトルが適しているかがポイントになります。コーヒーケトルの選び方を解説します。

コーヒーケトルのお湯の沸かし方で選ぶ

コーヒーケトルのお湯の沸かし方は3種類です。

直火:さまざまな素材やサイズ、デザインの商品があります。値段は3000~5000円が多いです。

電気:シンプルでスタイリッシュなデザインの商品が多いです。値段は直火用の商品とあまり変わりません。デジタルの性能を活かし温度調節などの機能を付加した商品が比較的豊富です。

IH:IHのコンロに対応したコーヒーケトルも増加しています。直火も兼用できると利便性が高いです。デザインもおしゃれな商品が豊富ですよ。値段は幅広く1000円台からあります。

コーヒーケトルの材質で選ぶ

コーヒーケトルの材質は、コーヒーを淹れるまでの時間やコーヒーの保温に影響します。よく見かける4つの材質について解説します。

ステンレス製:最もポピュラーな材質です。軽量でさびにくく、手入れがしやすい点もメリットです。
ホーロー製:鉄やアルミニウム製の素材にガラス質の釉薬をかけたホーローは、熱伝導がはやく保温性が高いです。カラーバリエーションが豊富でおしゃれキッチンによくあいます。
耐熱ガラス製:ガラス製コーヒーケトルの魅力は、残量が確認できることです。シンプルだけどおしゃれに見えるアイテムです。
銅製:銅製コーヒーケトルのメリットは、お湯がはやく湧くこと。銅は銀に次いで熱伝導率が高いんです。

ほかにもアルミニウムや鉄、電気ケトルなら樹脂製など、さまざまな材質がありますよ。

コーヒーケトルのサイズで選ぶ

コーヒーケトルの大きさはいろいろありますが、1回に淹れる量でサイズを決めましょう。1~2杯しか淹れないなら小さいサイズでOK。大きいケトルだとそれだけ重さがあって、ゆっくりドリップするのに疲れてしまう可能性があります。

また、1~2杯を淹れる場合はコーヒーの粉の量も少なくなります。小さいコーヒーケトルはその分注ぎ口がさらに細くなっているものもあり、粉に対してお湯の比率が高くなるのを防いでくれます。

コーヒーケトルのグリップで選ぶ

細長い注ぎ口からゆっくりとお湯を注ぐのが、コーヒーケトルの最大の特徴。長く同じ姿勢を維持するので、負荷がかかりにくく持ちやすいグリップも重要です。

人にもよりますが、一般的なやかんによく見られる上部がアーチになった持ち手は、ドリップだと使いづらい場合が多いですよ。

グリップは長く握る部分ですので、熱くて持てないと困ります。熱くなりにくい木製や樹脂製など、グリップの素材にも注目しましょう。

コーヒーケトルの注ぎ口で選ぶ

コーヒーケトルの注ぎ口は、全てが同じではありません。

初心者は、注ぎ口かつ注ぎ口までの太さが、細くて一定のものがおすすめです。傾けるだけで一定の湯量を注ぐことができます。

中級者には、付け根部分は太くて注ぎ口に向かうほど細くなる、鶴口タイプもおすすめです。傾け方によって湯量が変わるので好みの湯量をコントロールでき、よりこだわった注ぎ方ができます。

コーヒーケトルを使うシーンで選ぶ

室内ではなくアウトドアで使う場合は、さらに気を付けたいポイントがあります。

まず、キャンプや山登りなどでは持ち歩くことが前提ですので、容量が小さいこと、ふたがとれないこと、硬くて丈夫なことが大切です。

また、焚火でコーヒーケトルを使う場合は、オールステンレスなどを選びましょう。焚火は火の強さ調節が難しく、コーヒーケトルを包み込むほど大きい火で沸かす場合もあり、グリップに使われている樹脂素材が溶けてしまう可能性があります。

3.コーヒーケトルを使って美味しいコーヒーを淹れるコツ

コーヒーケトルを用意したら、早速使ってみましょう。さて、果たしてただゆっくりとお湯を注ぐだけでいいの?コーヒーを美味しく淹れるにはさらなるポイントがありました。コーヒーケトルでコーヒーを淹れるときのコツを紹介します。

最初のお湯は「蒸らし」のお湯

コーヒーは、お湯の浸透に伴って粉の内部から表面へ成分が移動します。お湯に溶け込むのはその過程が十分に行われた後であり、ここを急ぐと成分移動がはやい酸味や一部の苦味だけが抽出されてしまうのです。

コーヒーの成分をまんべんなく丁寧に抽出するため、「蒸らし」の時間を設けるのが1つ目のコツ。

最初のお湯はカップに落とすためではなく、コーヒーの中心に優しく染みわたらせ蒸らすために注ぎましょう。
・コーヒーの中心にそっとお湯をおくように優しく注ぐ
・湯量は大さじ1杯程度
・コーヒーの中心がふんわり膨らんでいくイメージで
・蒸らし時間は20~30秒

「の」の字を書きながら一定にお湯を注ぐ

蒸らしタイムが終わったら、いよいよコーヒーを淹れます。「の」の字を書くように、中心から外側へ向かって一定に注ぐ作業を繰り返します。

中心から外側へと注ぐのは、味にムラが出ないようにするためです。ゆっくり時間をかけながら全体に均一にお湯を注ぎ、すべての成分がまんべんなく抽出されるようにしましょう。

お湯やカップの温かさにも注意

注ぎ方とあわせて注目したいのが、お湯の温度やカップの温かさです。

コーヒーの味にはお湯の温度も影響しており、湯温が高いほど抽出量がアップします。コーヒーを淹れるときの適温は90度くらいとされているので、沸騰後すぐに注ぐのはNG。温度設定や確認ができるコーヒーケトルだと便利ですね。

また、コーヒーが美味しく飲めるのは約60度までとされています。冷たいカップに注ぐと一気に熱を奪われて早く冷めてしまい、ゆっくり飲めないということも。洗ったばかりの冷えたカップなどは、一度お湯を注いで捨て、温かい状態のカップにコーヒーを淹れると美味しく飲めますよ。

4.コーヒーケトルを使って幸せコーヒー生活を始めよう

おうちで飲む普通のドリップコーヒーだけど、こだわりのお店で飲むような美味しいコーヒーが飲めたら幸せですよね。コーヒーケトルはそんな願いを叶えてくれます。コーヒー豆やカップなど、ほかのアイテムを選ぶのももっと楽しくなりそう。お気に入りのコーヒーケトルを見つけて素敵なコーヒータイムを過ごしてくださいね。

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