コーヒーのモカとは?モカの美味しい淹れ方・カフェモカなども紹介

最古のコーヒーの種類と言われるエチオピア・モカ。この記事では、モカの由来や特長、モカの美味しい淹れ方、カフェモカとの違いなどを紹介します。この記事を読んでさらに豊かなコーヒータイムを楽しんで下さい。

1.モカとはどんなコーヒー豆?

まずは、モカがどのようなコーヒー豆なのか解説します。

モカの由来は港の名前にあり

モカの名前は、イエメンのモカ港から輸出されたコーヒー豆をモカと呼んだことが始まりです。イエメン産だけでなく、対岸のエチオピア産のコーヒー豆も一緒に輸出されていたため、エチオピア産のコーヒー豆もモカと呼ばれています。

モカの特長は爽やかでフルーティー

モカは、世界で最も古いコーヒー豆のブランドとも言われています。甘味とコクがあり、フルーティーで爽やかな酸味が特長のコーヒー豆です。

モカにも産地によるブランドが豊富

イエメン産とエチオピア産のモカは原種が同じなので、風味は似ています。しかし、コーヒー豆の形は異なります。イエメン産は、小粒で楕円の形で、エチオピア産は、細長い形のコーヒー豆です。

モカは収穫地域によってブランド化されており、収穫地域がそのままコーヒー名になっています。イエメン産では、モカマタリというコーヒー豆が有名。モカマタリは、独特な酸味と香りがあり、苦味は強くなく、すっきりと味わえるコーヒーです。エチオピア産では、モカシダモ、モカハラー、モカアビシニア、モカイルガチェフェなどが有名。

モカシダモは、芳醇な甘い香りとなめらかな酸味のモカ。モカハラーは、酸味が少なく、スッキリとした風味で、上級品として扱われています。選別を二度おこなっており、大粒のコーヒー豆だけ選別したものをボールドグレインと呼び、高級品扱いになります。モカアビシニアは、華やかな香りと甘味のある後味のコーヒー。モカイルガチェフェは、フルーティーで爽やかな酸味や甘味が強く、世界中で人気のあるコーヒー豆です。

2.モカコーヒー豆の買い方や美味しい淹れ方

モカコーヒー豆の買い方や美味しい淹れ方を解説します。

モカコーヒー豆の買い方

モカは焙煎度合いによって、風味が変わります。浅煎りにすると、モカ特有の香りをしっかりと感じられ、フルーティーな酸味の後に甘味のあるすっきりとした味わい。深煎りにすると、強いコクのあるコーヒーになります。飲んだ後に、ビターチョコレートのような香りが鼻から抜けていきます。粒度はお持ちの抽出器具に合わせて注文しましょう。

また、モカは同じ産地でも精選方法によって、違った味や香りが楽しめるコーヒーです。ナチュラル(非水洗式)モカはドライフルーツやワインのようなフレーバーが感じられ、ウォッシュド(水洗式)モカはスッキリとしたレモンのような香りやフルーティーな酸味が感じられます。

モカの美味しい淹れ方

今回は、愛用者が多いドリップ方式でのモカの美味しい淹れ方をご紹介します。ドリッパーは、最もポピュラーな抽出器具ですが、湯温や粉の量、湯と粉の接触時間によって、味が変わります。湯温が高く、粉の量が多いほど、濃く抽出されます。また湯と粉の接触時間が長ければ長いほど、濃く抽出されるのです。

モカは90度位の温度で淹れるのがおすすめです。粒度は、中細挽きで、粉の量は、ドリッパーに付属している計量スプーン1杯分。湯と粉の接触時間は、蒸らし開始から抽出完了までを3分程度でドリップします。蒸らしは、中央から外側に向かって「の」の字を描くように少しずつ湯を注ぎ、30秒ほど蒸らすのがポイントです。しっかりと抽出できるように、湯を3回位に分け、それぞれ同じペースで、なるべく細くゆっくりと注いでいきましょう。

まずは、今回紹介した淹れ方でモカを淹れてみてください。そしてお好みのモカコーヒーの味になるように、湯温や粉の量、湯と粉の接触時間を調整しましょう。

3.モカブレンド、モカ風コーヒー、定番のバリエーションコーヒーの楽しみ方もあり

モカは、ブレンドすることにより相乗効果が期待できます。また、モカという名がつけられているとモカが入っていると思いがちですが、モカが入っていないモカ風コーヒードリンクがあります。モカブレンドとカフェモカについて紹介します。

モカブレンドもまた美味しい

モカをストレートで楽しむのも良いですが、他の産地のコーヒー豆とブレンドするのも良いです。ブレンドは好みの香りや味を作ることができるうえ、コーヒーが共通して持っているコク、まろやかさには相乗効果が期待できます。ブレンドのモカは、浅煎りがおすすめです。

ブレンドは、ただ他のコーヒー豆と組み合わせれば良いというわけではありません。ベースをモカと考え、コクと後味のあるコーヒー豆をそれぞれ選んでいきましょう。組み合わせのコーヒー豆は、3種類、多くても5種類まで。ブレンドするコーヒー豆が多いと、モカの良さがなくなり、コーヒー全体のバランスも崩れてしまいます。

またモカをどの程度味わいたいかによって、ブレンドの比率も変わります。モカの風味をしっかりと感じたい方は、全体の半量をモカにしましょう。モカの風味を程よく感じたい方は、全体の4割。ほんのりと感じたい方は、3割といった具合で、比率を考えていくと良いです。

モカを主役とし、すっきりとした軽やかな後味を楽しみたい方は、モカ5:タンザニア(浅煎り)3:ブラジル(浅煎り)2の組み合わせがおすすめ。モカの特長を感じ、深いコクとコーヒーの余韻を楽しみたい方にはモカ4:コロンビア(浅煎り)3:ブラジル(深煎り)3。モカをほんのりと感じ、コーヒーのコクやキレを楽しみたい方にはモカ3:コロンビア(浅煎り)3:コロンビア(深煎り)3といった組み合わせがおすすめです。

ちなみに、モカブレンドなど○○ブレンドと特定産地を強調した商品名は、生豆換算で30%以上配合することと全日本コーヒー公正取引協議会により決められています。

モカとカフェモカの違い

カフェモカは、モカ風コーヒードリンクです。ミルクやチョコレートソースを加えて作ります。モカのチョコレート風味を味わう目的で作られました。カフェモカに使うコーヒーは、モカに限っているわけではなく、モカ以外のコーヒーで作ってもカフェモカとなります。

定番のバリエーションコーヒーも楽しみましょう

モカは、まずひと口はブラックで味わってもらいたいコーヒーですが、ブラックが苦手という方もいるでしょう。ブラックが苦手な方は、カフェオレやカフェラテ、カプチーノなど、定番のコーヒードリンクで、モカを楽しみましょう。それぞれの作り方を紹介します。

<カフェオレ>
カフェオレはドリップしたコーヒーに、ほぼ同じ量のミルクをくわえたもの。カフェオレを作る時は、コーヒーを少し濃いめにして作りましょう。作り方は簡単。ドリップしたコーヒーに、沸騰させない程度に温めたスチームドミルクをくわえるだけ。お好みで砂糖を少しプラスしても良いです。

<カフェラテ>
カフェラテは、エスプレッソコーヒーに60度位のミルクをくわえて作ります。比率もエスプレッソ2:フォームドミルク8で、ミルクの割合の方が多いです。おしゃれな見た目になる、ラテアートにもぜひ挑戦しましょう。

<カプチーノ>
カプチーノは、エスプレッソコーヒーに、きめ細かいミルクの泡を浮かべて作ります。まず、カップにエスプレッソコーヒーを注ぎます。次にフォームドミルクを弱火で温めながら、泡を立てていきます。エスプレッソに温かいミルクを注ぎ、泡をたっぷりと浮かべたら完成です。エスプレッソ1:ミルク1:ミルクの泡1の比率を目安に作ると美味しくできます。

4.モカで豊かなコーヒータイムを

モカは、奥深いコーヒー。ワインやブランデーのように、コーヒーの香りや味わいを楽しめます。モカは、コーヒー豆の産地や煎り方、淹れ方によって、味わいが変わります。自分で、コーヒーを淹れてみて、自分オリジナルのモカを楽しむのも素敵ですね。

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