ハワイのコナコーヒーが飲みたい!ルーツや美味しさの理由、選び方を紹介

ハワイ土産でいただく機会の多いコナコーヒー。実はホワイトハウスの晩餐会でも供される、高品質のコーヒー豆だということをご存じでしょうか?この記事では、ルーツや味わいの特長、選び方など、コナコーヒーにまつわる知識や情報を紹介します。

1.コナコーヒーとは?

ハワイ土産として日本人にもなじみ深いコナコーヒー。でも、具体的なルーツや特長を知る人は意外と少ないかもしれません。

まずは、コナコーヒーがどんなコーヒーなのか、わかりやすくお伝えしましょう。

産地はハワイ島・コナ地区

コナコーヒーとは、ハワイ島西部のコナ地区で栽培されるアラビカ種のコーヒー豆のこと。現在はマウイ島やオアフ島、カウアイ島など、ハワイ島以外でも生産されるコナコーヒーですが、最高品質とされるのはコナ地区のものだと言われています。

コナ地区はコーヒー豆の栽培に理想的な条件を揃えているのがその理由。ハワイ島のキラウエア火山の火山灰の影響を受けた肥沃な土壌に加え、独特の海洋性気候がもたらす昼夜の寒暖差、雨量や日照時間が、コナコーヒーの個性的な美味しさを生み出すのです。

コナコーヒーはブルーマウンテンやキリマンジャロと並ぶ世界の3大コーヒーとして知られていますが、生産量が少ないため特に希少価値が高いのも特長の一つです。また、世界最高峰の品質であるとともに、アメリカ合衆国内で生産される唯一のコーヒー豆ということもあり、ホワイトハウスの晩餐会ではコナコーヒーが必ず提供されます。

ルーツはブラジルから持ち帰った苗木

コナコーヒーのルーツは偶然がもたらしたドラマチックなものです。

1825年、ハワイ王国の国王夫妻とオアフ総督の一行はロンドンを訪問。そこで初めてのコーヒーを味わいます。コーヒーの魅力を知ったオアフ総督は、帰国の途上に立ち寄ったブラジルでコーヒー豆の苗木を手に入れました。

オアフ総督の持ち帰った苗木はオアフ島にあるボギ農園に植えられました。しかし、十分な収穫量を得ることはできず、農作物として定着せずにいました。その後、1828年になって観賞用の植物としてハワイ島・コナ地区に苗木が持ち込まれます。これこそが現在のコナコーヒーの始まりとなったのです。

コナコーヒーの生豆は5等級に格付けされる

コナコーヒーの生豆は、粒の大きさや欠点豆の含まれる割合によって格付けされます。等級は、品質の高いものから順にエクストラファンシー、ファンシー、No.1、セレクト、プライム。最上位のエクストラファンシーは全収穫量のわずか15%ほどと言われます。

プライムまでに格付けされたコーヒー豆だけがコナコーヒーとして認定されます。それ以外のコーヒー豆はたとえコナ地区で生産されていたとしてもコナコーヒーと名乗ることはできず、ハワイアンコーヒーと呼ばれて明確に区別されています。

マイルドな口当たりが特長

コナコーヒーはやわらかな酸味と滑らかな口当たりが特長。コーヒー本来の果実味を感じさせるフルーティな甘い香り、そして苦みの少ないまろやかな味わいから、飲みやすさやさっぱりしたアフターテイストを感じる人が多いようです。

等級が高くなればなるほど完熟度が高く欠点豆も少なくなるため、甘みや香り、まろやかな風味が増していく傾向があります。

2.コナコーヒーの選び方

コナコーヒーを買い求める時には、ストレート、ブレンド、そしてピーベリーの3つのキーワードをポイントに選ぶのがおすすめです。

それでは、それぞれのキーワードが示す特長について説明していきます。

ストレートのコナコーヒー

ストレートのコナコーヒーとは、100%コナコーヒーで構成されるコーヒー豆のこと。厳しい格付けをクリアしたコナコーヒーをそのまま味わえるので、高品質であることはもちろん、コナコーヒー本来の風味を楽しむのにもぴったりです。

ただし、コナコーヒーは世界で栽培されるコーヒー豆のうち、わずか1%以下しか生産されていないため、希少価値が高く入手しにくく、値段がやや高めです。また、先進国であるアメリカで栽培されており、コーヒー農園にかかる人件費や維持費にお金がかかることも、コナコーヒーの価格に影響していると言われています。

ブレンドのコナコーヒー

ストレートに比べるとリーズナブルな価格で手に入れやすいのが、他のコーヒー豆とブレンドされたコナコーヒーです。

ハワイ州の法律では、内容量に対して10%以上のコナコーヒーを使っている時のみ、コナ・ブレンドと明記することが許されています。つまり、内容量200gに対して、コナコーヒーの占める割合が20gでも180gでもコナ・ブレンドとなります。コナコーヒーの風味を楽しみたいなら、配合割合を確認してから購入すると良いでしょう。

ちなみに日本では、生豆の状態でコナコーヒーが30%以上含まれていないとコナ・ブレンドとして販売できません。ですから、日本で購入するコナ・ブレンドであれば、コナコーヒー独自の風味を期待できるはずです。

ピーベリーのコナコーヒー

最上級のコナコーヒーを味わいたい方に試していただきたいのが「ピーベリー」。

コーヒーの実には通常、平らなコーヒー豆が2粒入っていますが、まれに丸いコーヒー豆が1粒だけ入っていることもあります。この丸いコーヒー豆がピーベリーです。丸みのあるピーベリーは均一に焙煎しやすいため、より濃厚な味わいになりやすいと言われています。

もともと希少価値の高いコナコーヒーの中でも、格段に手に入れにくいピーベリーですが、特別な日の1杯や大切な人へのギフトとして最適。すぐに売り切れてしまうことも多いため、見つけた時には迷わず手に入れてくださいね。

3.自宅で簡単!コナコーヒーの美味しい淹れ方

希少価値の高いコナコーヒー。手に入れたのなら、より美味しく味わいたいもの。それでは最後に、コナコーヒーを美味しく淹れる方法を紹介します。

ドリップコーヒーはゆっくり蒸らすのがコツ

コナコーヒーの個性的な味わいや香りを引き出すには、ゆっくり時間をかけて抽出するのが肝心。「の」の字を描くように少しずつお湯を注ぐのが、上手に抽出するコツです。

1.コナコーヒーのコーヒー粉8~12gほどをフィルターに入れる。
2.サーバーやコーヒーカップに沸騰したお湯を注いで温めておく。
3.お湯が90℃くらいに下がったら、まずは少量のお湯を注いでじっくりと蒸らす。
4.コーヒー粉が膨らむのを確認したら、お湯を少しずつ注いで抽出する。

抽出中に立ち上る香りもコナコーヒーの楽しみの一つです。贅沢な時間を心ゆくまで堪能しましょう。

4.香り豊かなコナコーヒーを味わって

いつも飲み慣れているコーヒーとはひと味違うコナコーヒー。ハワイ土産の定番として知られていますが、日本でもコナコーヒー専門のカフェも増え、手に入る機会が以前よりずっと増えています。

ストレートやブレンド割合などから、好みのコナコーヒーと出会えると良いですね。

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