コーヒー豆の基礎知識と種類

コーヒー豆を購入し、自分で挽くと香りや雰囲気も楽しむことができます。ですが、コーヒー豆の種類はたくさんあって選ぶのが難しい。そこで、コーヒー豆の基礎知識、コーヒー豆の種類や特徴、コーヒー豆の挽き方、コーヒー豆の保存方法などをご紹介していきます。

1.コーヒー豆の基礎知識

コーヒー豆のストレートやブレンドなど、コーヒー豆に関する基礎知識についてご紹介していきます。

1-1.ストレートとブレンドの違い

ストレートとは「コロンビア」や「ブラジル」といった単一の銘柄100%のコーヒー豆のことをいいます。一方、ブレンドは複数の銘柄を配合したコーヒー豆のことです。ストレートでは、銘柄ごとの風味や個性を味わうことができ、ブレンドでは、ストレートのコーヒー豆だけでは出せない風味を作りだすことができます。

1-2.コーヒー豆と粉の違い

コーヒー豆を挽いてもらわずに、豆で購入した場合は、自分でコーヒー豆を挽かなければなりません。コーヒーの香りを楽しみたい方や、雰囲気を味わいたい方は、豆から購入すると良いでしょう。粉は、コーヒー豆を挽いたものです。購入時にお店で挽いてもらうことができます。コーヒー豆を挽いてもらうとき、コーヒーメーカーなど、コーヒーの抽出方法に合った粉になるようお願いしましょう。コーヒー豆のまま購入すると、自分でコーヒー豆を挽かないといけないため、手間がかかりますが、美味しく飲める期限は豆のままの方が長いです。一般的にコーヒー豆のままだと開封後はおよそ30日、粉にした場合は14日ほど言われています。

1-3.コーヒー豆の産地の違い

コーヒー豆は、同じ品種でも、産地によって風味が異なります。コーヒー豆は、アフリカや南米などの産地が有名ですが、実は、インドネシアやベトナム、フィリピンなどの東南アジアでも、栽培されています。さまざまな産地のコーヒーを飲み比べてみるのもおすすめです。

1-4.焙煎度

焙煎とはコーヒーの生豆を煎る作業のことです。同じ品種のコーヒー豆でも、焙煎度合いによって、風味が変わります。フルーティーで爽やかな口当たりの軽いコーヒーがお好みの方は、浅煎りがおすすめ。ブラックで、コーヒーを楽しみたい方には、中煎り。市販のレギュラーコーヒーの多くが中煎りで、酸味と苦味のバランスが取れており、日本人に馴染み深い焙煎度合いとなっています。深煎りは、深いコクのあるビターな味わいのコーヒー。朝の目覚めや食後の口直しにおすすめです。

2.コーヒー豆の種類と特徴

コーヒー豆の種類や特徴をご紹介します。自分好みのコーヒー豆選びの参考に。

2-1.ブルーマウンテン、キリマンジャロ、ハワイコナ、モカ

最高級品質のコーヒー豆と言われているブルーマウンテン。ジャマイカのブルーマウンテン山脈の限られた地域でのみ栽培されたコーヒー豆だけが「ブルーマウンテン」とブランド付けされています。ブルーマウンテンは、調和のとれた味わいで、軽い口当たりと、なめらかなのど越しが特徴です。

キリマンジャロは、タンザニアで栽培されているコーヒー豆で、強い酸味とコクが特徴。ハワイコナは、ハワイ島で栽培されているコーヒー豆で、非常に強い酸味とコクが特徴で、風味も良いです。モカは、最も古いコーヒー種とされています。甘みとコクを堪能でき、独特な酸味とフルーティーで豊かな香りが特徴です。

2-2.ブラジル、コスタリカ、ケニア

ブラジルは、ブレンドのベースに使われることが多いコーヒー豆。苦味が軽く、酸味やコクのバランスが良いです。コスタリカは酸味系で苦味が控えめの味わい。ケニアはフルーツのような爽やかな風味が特徴のコーヒー豆です。

2-3.グアテマラ、マンデリン、コロンビア

グアテマラは、芳醇な味わいのコーヒー豆。甘い香りで、少し強めの上品な酸味と程良い苦味が特徴です。マンデリンは酸味が少なく、ほろ苦さが絶妙なバランスのコーヒー豆。コロンビアは、酸味と甘味のバランスが良く、コーヒーの基本の味といわれています。ブレンドのベースに使われることも多いです。

3.コーヒー豆の挽き方

コーヒーは豆を購入して自分で挽いて作ると、香りや雰囲気を楽しめます。コーヒー豆の挽き方についてご紹介します。

3-1.コーヒー豆を挽く器具

コーヒー豆を挽くには「ミル」または「グラインダー」といった器具が必要になります。家庭用のミルやグラインダーには、電動タイプと手動タイプの2種類。電動タイプは、電動なので、手間をかけずに何杯分もまとめて挽くことができます。一方手動タイプは、ハンドルを回しながら手動でコーヒー豆を挽くタイプ。手動タイプは、少し手間や時間がかかりますが、コーヒーの香りや雰囲気を楽しみたい方におすすめです。

3-2.コーヒー豆の粒度

粒度とは、コーヒー豆を挽いた粉の粗さをいいます。粒度には5つの段階あり、粒度が小さいほど色や味が抽出されやすくなります。ですが、粒度が小さければ良いということではありません。粒度は、抽出器具に合わせることが大切です。

エスプレッソやターキッシュコーヒーなどの抽出器具には極細挽き、水出しコーヒーには細挽き、コーヒーメーカーやペーパードリップには中細挽きの粒度が良いです。市販のレギュラーコーヒーは、中細挽きであることが多く、ネルドリップ(布ドリップ)やサイフォンなども中挽きが良いでしょう。パーコレーターなどには粗挽きがおすすめです。

4.コーヒー豆の保存方法と賞味期限

コーヒー豆の鮮度が落ちたり、適切な保存でない場合は、美味しく飲める期間が短くなってしまうことも。コーヒー豆の保存方法などについてご紹介していきます。

4-1.コーヒー豆の保存方法

コーヒー豆は、酸素、紫外線や高温多湿によって鮮度が落ちてしまいます。コーヒー豆は、適切に保存することが大切です。直射日光が当たらない場所、空気が入りづらい密着性の高い容器で保存がおすすめ。基本的には常温保存し、1週間で飲みきれない場合は冷凍保存をしましょう。冷蔵庫や冷凍庫は、日光が当たらず、温度や湿度が一定のため、コーヒー豆の保存に適しています。またコーヒー豆の劣化を防ぐためにも、保存する際は、少量ずつ小袋に取り分けて保存するようにしましょう。

4-2.コーヒー豆の賞味期限

コーヒー豆には油分が含まれており、酸素に触れると酸化が始まります。酸化の進んだコーヒー豆は、体に良くありません。開封したコーヒー豆は早めに飲みきるようにしましょう。コーヒー豆が美味しく飲める期限は、保存状況によって変わりますが、一般的には、開封した日から30日と言われています。

コーヒー粉の状態だと、酸素に触れる面積が増え、そのぶん劣化も早まります。コーヒー粉の美味しく飲める期限は、開封した日から約14日。コーヒー豆や粉は、この期限内に飲み切れる量を購入するようにしましょう。

4-3.期限の切れたコーヒー豆やコーヒーかすの活用法

賞味期限の切れたコーヒー豆は飲まない方が良いですが、そのまま捨てるのは勿体無いです。期限の切れたコーヒー豆は、一度粉にして、活用していきましょう。コーヒー粉やコーヒーかすには、消臭の効果があると言われています。玄関や靴箱、トイレ、冷蔵庫など、あらゆる場所に置いてみましょう。コーヒーかすに、湿気がある場合は、一度電子レンジで加熱すると、コーヒーかすの水気をなくすことができるだけでなく、電子レンジの消臭をすることもできます。消臭効果は、およそ2~3週間、コーヒーの粉やコーヒーかすが湿り始めたら交換をしましょう。

5.自分好みのコーヒー豆を見つけよう

コーヒー豆は、同じ品種のコーヒー豆でも、焙煎度や産地によって風味が異なりますので、それぞれのコーヒー豆の特徴を知り、自分好みのコーヒー豆を見つけていきましょう。そして、購入する際に、必ず、焙煎度と産地を確認してみてください。

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