【カスカラ】コーヒーの皮と実からできるお茶の味は?アレンジレシピも

カスカラとは、コーヒーチェリーの種子を取り除いた、残りの果実や皮の部分です。コーヒーの精選工程で出た果実や皮を乾燥させて作られ、干しぶどうのような見た目をしています。これを湯に浸してお茶として飲みます。この記事では、カスカラの詳細やカスカラティーの楽しみ方、さらにカスカラのアレンジレシピを紹介します。

1.カスカラとは

カスカラは、コーヒーと同じくコーヒーチェリーを原料とする食品です。近年はスーパーフードとして女性を中心に話題です。カスカラについて詳しく紹介します。

カスカラの意味や語源

コーヒーチェリーから取り出された種子がコーヒー豆になります。種子の他の部分、果肉や外皮を使用したものがカスカラです。スペイン語のCascaraが語源とされており、スペイン語では籾(もみ)や殻といった意味。カスカラを煮出して飲むのがカスカラティーで、コーヒーチェリーティーとも言います。

カスカラティーの歴史は古く、コーヒーと同じあるいはそれ以前とされてます。コーヒーは、発祥とされるエチオピアからアラブ半島、そしてイエメンに伝わり、秘薬として珍重されました。当時はバンカムという名前で煮汁を飲んでいましたが、カスカラティーはそれと同じかもっと前から、キシルという名前で飲まれていたようです。イエメンでは、現在でもキシルという名前で親しまれています。

カスカラの原料と製造

カスカラの原料はコーヒーと同じく、コーヒーノキにできるコーヒーチェリーです。後にコーヒー豆になる種子を取り除き、残った果肉や皮を使います。

製造の工程も途中までコーヒーと同じです。コーヒーチェリーは、収穫の後に粗選別を経て果肉を除去する精選作業を行います。ここで除去された果肉や皮を乾燥させてできるのが、カスカラです。これまで精選で除去される果肉や皮は捨てられることが多かったので、カスカラは再利用の方法としても改めて注目されています。

コーヒーが産地によって味など特長が異なるように、カスカラも産地による味の違いがあるようです。さらに呼び方も産地で異なります。中米ではカスカラですが、ボリビアではサルタナと呼ばれています。

2.カスカラの味わいや成分

コーヒーチェリーから作られるカスカラですが、味はコーヒーとは少し異なります。続いて、カスカラの味わいや成分について紹介します。

カスカラの味わい

コーヒーと同じ原料のカスカラですが、味は紅茶や甜茶(てんちゃ)、ハーブティーなどに近いでしょう。華やかな香りとさらりとしたさわやかな味わいが魅力。ローズヒップティーなどが好きな人におすすめです。さらに、淹れた後のカスカラは食べることもできます。ただし美味しく味わうというよりは、健康のために食べる人が多いようです。

カスカラの成分

カスカラには、コーヒーと同じくカフェインが含まれていますが、コーヒーに比べると含有量は少ないのです。具体的には、100g程度のコーヒー豆でカフェイン量1~2g程度のところ、カスカラであれば約0.51g。一方で、コーヒーの主成分として知られるポリフェノールは、カスカラにも豊富に含まれています。100g程度のカスカラにポリフェノール量が約3,100mgです。また、100gあたりのカロリーは317kcal程度ですので、5〜10g程度を使用するカスカラティーの場合は1杯25〜32kcal程度と考えられます。

3.カスカラティーの淹れ方と飲み方

カスカラの楽しみ方で最もポピュラーなのがカスカラティーです。カスカラティーの淹れ方・飲み方などを紹介します。

準備するもの

最初に、カスカラティーを淹れるのに必要な道具と材料を紹介します。コーヒーを淹れるときに使うフィルターは必要なく、自宅にある道具で淹れられます。

・カスカラ
・お湯
・ポット
・サーバー(フレンチプレスでも可)
・タイマー
・はかり

紅茶の茶葉のように、カスカラをお湯に浸して抽出します。カスカラはネット通販などで購入可能です。

淹れ方

淹れる手順は簡単です。お湯に浸す時間がポイントですので、タイマーを使用しましょう。

1、はかりでカスカラを計量する。
 カスカラティー150~250ml:カスカラ5~10g程度
2、サーバーにカスカラを入れる。
3、2にポットでお湯を注ぐ。お湯は沸騰したお湯を使用。
4、浸したまま抽出する。時間は5~7分程度。
5、カップに注いで完成。

コーヒーと同じで、抽出時間が短いと酸味が、長いとコクが強くなります。何回か試して好みの時間、味を見つけてくださいね。サーバーではなくフレンチプレスで淹れるのでもOK。ティーポットで紅茶のように淹れるのもおすすめです。

飲み方

まずは、そのままストレートでいただきましょう。コーヒーチェリーのフルーティな香りを楽しめます。お好みで砂糖やミルクを加えてください。シナモンなどのスパイスを使ってフレーバーティーにするのもおすすめ。イエメンのカスカラティーであるキシルは、スパイスと一緒に楽しむのが一般的なようです。

4.カスカラのおすすめアレンジレシピ

カスカラもコーヒーと同じように、パウダーやシロップなどにしていろいろな料理にそのテイストをプラスできます。最後に、カスカラを使ったアレンジレシピを紹介します。

カスカラハニーミルクティー

カスカラハニーミルクティーは、カスカラティーにたっぷりのミルクとはちみつを入れたホットドリンクです。カスカラティー約140mlに対し、はちみつを約大さじ1、ミルクをお好みで50〜100ml程度入れてかき混ぜます。ミルクをたくさん入れるので、カスカラの風味が消えないよう濃く淹れるのがポイント。はちみつの甘酸っぱさが加わることでフルーティさが増し、りんごのようなさわやかな風味を楽しめます。

カスカラレモネード

こちらはカスカラのシロップを使ったさわやかなドリンクメニュー。材料はつぎの通りです。

・氷 適量
・炭酸水 約150ml
・カスカラシロップ 約大さじ1
・レモン果汁 約小さじ1

氷を入れたグラスに、材料をカスカラシロップ、レモン果汁、炭酸水の順番に入れ、よくかき混ぜたらできあがりです。炭酸が苦手な人はミネラルウォーターで作ってみてくださいね。

カスカラパウンドケーキ

続いて紹介するレシピは、カスカラパウダーを使って作る簡単カスカラパウンドケーキ。カスカラの存在をしっかりと感じる、フルーティな味わいが魅力のスイーツメニューです。

<材料 (パウンドケーキ型1本分)>
・薄力粉 約80g
・カスカラパウダー 約20g
・バター 約100g
・砂糖 約100g
・卵2個
・ベーキングパウダー 約2g

<作り方>
1、バターと卵を室温に戻す。
2、オーブンを170度に予熱する。
3、バターをクリーム状になるまで混ぜ、少しずつ砂糖を加えながらさらに混ぜる。
4、3に溶いた卵を数回に分けて入れながら混ぜる。
5、4にカスカラを含む粉類をふるって加え、ゴムベラでよく混ぜる。
6、バターを塗った型に流し入れて空気を抜き、予熱したオーブンで約35分焼く。

材料を順番通りに混ぜて簡単にできるレシピ。焼く前に中央部分をへこませると、生焼けせずにふんわりと膨らみます。

5.フルーティなカスカラを楽しもう

コーヒーチェリーから採れるカスカラは、コーヒーのような芳醇な香りを含みつつも甘くフルーティな紅茶のような味わいが楽しめます。シロップやパウダーもありますので、普段のティータイムやスイーツタイムに取り入れてみましょう。

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