パーコレーターは手軽で簡単!美味しいコーヒーになるまで&おすすめ利用シーン

コーヒーをコーヒー豆から淹れる美味しい飲み方。そのひとつに「パーコレーター」を使う方法があります。お湯とコーヒー粉をセットしたら、そのままコーヒーが抽出できるとてもお手軽な道具。丈夫で荷物も減らせるので、特にアウトドア用として人気があります。

でも、美味しいコーヒーを淹れるにはちょっとしたコツが必要!せっかくなら、良い香りやおしゃれな雰囲気も楽しみたいですよね。

そこで、

「パーコレーターってなに?」
「どうやって使えばいいの?」
「美味しく淹れるには?」

と気になるあなたへ、使い方と美味しい淹れ方をご紹介。パーコレーターを使いこなして、あなた好みのコーヒーを味わいましょう!

1.パーコレーターは「手軽さ」が魅力!

直火にかけるだけで完成

パーコレーターは、お湯とコーヒー粉をセットして火にかけるだけでコーヒーが完成!ほかの淹れ方と比べて準備道具の少なさが魅力です。

もっとも人気のドリップ方式は、コーヒを抽出させるためのコーヒードリッパーやペーパーフィルターが欠かせません。お湯をポットやケトルなどで別途沸かして、注ぐ必要もあります。

パーコレーターなら、コンロや焚き火を使えば準備するものはコーヒー粉のみ!IH対応のタイプもあり、自宅でも屋外でもいろんなシーンで使えます。

「カタカタ音」が心地よい

コーヒーができあがると、「カタカタ」「ポコポコ」という音が聞こえるパーコレーターがあります。この音はとても心地良く、火にかけて抽出できるまでの待ち時間を退屈させません。キャンプでの、川のせせらぎや鳥のさえずり、葉のぶつかり合う音。ヒーリング効果が期待できる自然の音との相性抜群です!

コーヒーに粉が混じりやすい

パーコレーターの弱点は、マグカップへ注いだときにコーヒー粉が混じりすい点。そのまま口に入れると、ざらつきや苦味を感じてしまいます。

香りが飛びやすい

また、パーコレーターは火加減がむずかしいのも弱点。沸騰したお湯のまま長時間煮詰めると、苦味が出て香りが飛んでしまいます。

好みの味に調整しやすい

火にかけている最中はフタの部分から中の様子が観察でき、好みの濃さになったらすぐに火が止められます。その際の色の変化を楽しめるのも、パーコレーターならでは。火にかける時間を変えながら、薄味から濃い味まであなたの好きな味わいを見つけてくださいね。

2.パーコレーターの仕組みを知ろう

パーコレーターを使ってどのようにコーヒーができるかを知っておくと、コーヒーを美味しく淹れるコツがつかめます。

パーツの紹介

パーコレーターは、以下の5つで構成されています。どれもコーヒーを上手に抽出するために欠かせないパーツ。すべてセットになった状態で販売されています。

それぞれの役割を簡単に知っておきましょう。

本体

水を入れてお湯を沸かすところ。金属製で、直火OK。コーヒーを淹れるために使うだけじゃなく、ポットやケトル代わりにもなります。

バスケット

挽いたコーヒー粉をセットするところ。運動会でよく見る玉入れのような形をしており、パーコレーターならではのパーツです。底には、コーヒーの抽出液がお湯と混ざるように小さめの穴が。中心の管は中が空洞になっており、本体のお湯から吹き出す蒸気が通るようになっています。

バスケットふた

コーヒー粉があふれないように防ぐところ。抽出中、バスケット内部はコーヒー粉と水蒸気が混ざり合って少し盛り上がります。しっかりふたを閉めないと、コーヒー粉がバスケットからたくさん出てきてムダに。お湯と混ざったり本体ふたに付着したりするなど、コーヒーの味や後片付けにも悪影響を与えるおそれがあります。

本体ふた

抽出中、コーヒーがあふれないようにするところ。また、ポットやケトルのふたと同じ役割で、できあがりのコーヒーを保温するところです。コーヒーを注ぐときも閉めておくのがおすすめです。

透明ノブ

コーヒーの抽出具合を目で見て確認するところ。パーコレーターはちょうど良い濃さになったタイミングで火から下ろす必要があるので、透明のパーツが欠かせません。商品によっては、本体ふた全体が透明なものもあります。

抽出原理

パーコレーターは、沸騰時の蒸気圧を利用してお湯をコーヒー粉にかけ、抽出成分を下に落としてお湯と混ぜ合わせる仕組み。火にかけ続けることでこの循環が何度も繰り返され、少しずつコーヒーが濃くなります。

3.パーコレーターの使い方「豆〜美味しいコーヒーになるまで」

それでは、パーコレーターの使い方を詳しく見ていきましょう。

①コーヒー豆を挽く

まずは、好みのコーヒー豆を準備。コーヒーミルなどを使ってゴリゴリ挽いていきましょう。お湯との接触時間が長いので、ザラメ糖のような「粗挽き」がおすすめです。

中挽きや細挽きにすると、バスケットからコーヒー粉が漏れやすいので注意!バスケットの底へ、ちょうど良い大きさにカットしたペーパーフィルターを敷く人もいます。少し薄めの味になりますが、コーヒーに粉が混ざるのを避けたい人におすすめです。

②コーヒー粉をバスケットに入れる

バスケットを本体から取り出し、挽いたコーヒー粉を入れます。バスケットふたは忘れずにかぶせましょう。本体へセットするのはまだです。

量はバスケットの半分くらいまでが一般的ですが、火加減・抽出時間・好みの濃さで自由に調整すればOK。目盛り付きの便利な商品もあります。

③お湯を沸かしてからバスケットをセットする

本体に水を入れ、コンロ・焚き火・IHなどの上に置いて着火スタート!ふたをしておくと、沸騰するまでの時間が短縮できます。お湯ができたらいったん火から外し、バスケットをセット。とても熱いので、やけどに注意してくださいね。

④コーヒーを抽出する

弱火にかけ、コーヒーを抽出します。透明ノブから見えるコーヒーの色を確認しながら、濃くなるまで2〜4分ほど待ちましょう。

⑤コーヒーをカップに注ぐ

好みの濃さになったら完成!火から外し、マグカップなどへゆっくりと注ぎます。パーコレーターには注ぎ口がついているので、通常のポットとしても使えて便利ですよ。

4.【注目】パーコレーターを使った美味しい淹れ方

せっかくなら、コーヒーの良い香りやその場の雰囲気も楽しみたいですよね。パーコレーターを使ったコーヒーが、より美味しくなる淹れ方を紹介します。

コーヒーミルで挽いて香りを楽しむ

コーヒー豆はいろんな種類がありますが、あなたの好きなものでOK。酸化を防いで風味が落ちないようにために、淹れる直前に必要な量だけを挽きましょう。

使う道具は、コーヒーの香りがふわっと広がる「コーヒーミル」。種類は手動タイプ・電動タイプの2つです。

このうち、おすすめは「手動タイプ」。豆を挽く感触が手に伝わり、気分を上げながら香りも楽しめます。

長時間火にかけない(煮詰めない)

バスケットをセットしたあとは、強火NG!弱火にかけ、2〜4分ほどだけ加熱してください。95度以上の熱湯は、抽出のしすぎで味に影響しコーヒーの香りも失われてしまいます。長時間火にかけてグツグツと煮詰めるのは避け、時間と色をしっかり見ながら完成を待ちましょう。

コーヒー粉は沈殿させる

パーコレーター本体に、コーヒー粉が混じることがあります。そのため、火から外したら沸騰が落ち着くまでしばらく待機!コーヒー粉を沈殿させてから、ゆっくりとカップに注いでくださいね。

マイマグカップを使う

コーヒー豆から淹れた本格コーヒーは、お気に入りのマイマグカップへ。コーヒーの良い香りを感じながら、コポコポと注いで気分を盛り上げましょう。

パーコレーターには、軽くて丈夫なステンレス製や家庭用向きのホーロータイプがあります。マグカップもその素材に合わせて、全体に統一感をもたせるのも良いですね。

5.パーコレーターの選び方

美味しいコーヒーを飲むために、選び方にも注目してみましょう。

素材は用途に合わせて選ぼう

アウトドア用には、軽くて壊れにくいステンレス製やアルミ製を。取っ手は、収納できたり熱で火傷しないように木が使われていたりします。スタイリッシュな見た目でかっこいいのが魅力です。

自宅でゆっくりとあたたかみを感じながらコーヒーを飲むなら、ホーロータイプを。鉄やアルミニウムなどの金属素材の強さと、ガラスの美しさを合わせ持つ素材です。光沢感と色味があるので、インテリアとして楽しくおしゃれに飾れますよ。

容量は大きめでも問題なし

パーコレーターは、ドリップ方式やエスプレッソとは違い、1度にたくさんの量を淹れられるのが魅力。3カップ用や6カップ用などがあり、大人数でも1度の抽出でまかなえます。

1人で使うなら容量は小さめでも良いですが、ミルクを足したり何杯も続けて飲んだりするなら大きめが便利。1杯しか飲まないときは、水やコーヒー粉の量を調節すればOKです。

持ち運ぶなら透明ノブは壊れにくいものを

キャンプや登山などのアウトドアで使うなら、「壊れにくいもの」が良いですよね。パーコレーターの透明ノブには、「ガラス」や「ポリカーボネート」が使われており、持ち出す前にきちんと確認しないと現地で使えない可能性があります。

持ち運びに向いているのは「ポリカーボネート製」。プラスチックの一種で、耐衝撃性・耐熱性・難燃性に優れている素材です。

ガラス製はおしゃれですが、持ち運びには不向き。移動中の衝撃で割れ、ほかのアウトドアグッズを傷つけたりケガをしたりするおそれがあります。

6.お気に入りのパーコレーターを長持ちさせるコツ

お気に入りのパーコレーターを見つけたら、美味しいコーヒーを淹れるためのパートナーとして大切に使っていきたいですよね。長持ちさせるコツを紹介します。

きちんと掃除をする

コーヒーを楽しんだ後は、水・洗剤・スポンジを使って本体やバスケットを洗いましょう。掃除をラクにするために、コーヒーを淹れるときはあらかじめコーヒー粉をお茶パックに入れてセットする人もいます。

ただし、アウトドアでは自然の川や海を汚さないように自宅へ帰ってからお掃除を。バスケットに余ったコーヒー粉がこぼれないように、ビニール袋などに入れて密閉しておきましょう。

こまめに使って放置しすぎない

パーコレーターの素材(ステンレス・アルミ・ホーロー)は、もともとサビや汚れに強くつくられているもの。でも、放置しすぎると劣化するおそれがあります。キッチン棚などに飾るときはホコリがたまらないような頻度で使い、長時間使わないときは箱などに入れてきちんと保管しましょう。

複数個持ちで用途に合わせて使い分ける

パーコレーターの素材や容量はさまざま。種類の違うタイプでお気に入りのものをそれぞれ見つけて、用途に合わせた使い方ができると長持ちします。

上記でもご紹介しましたが、たとえば、アウトドアでは以下のように携帯に便利で使い勝手の良いものがおすすめ。

・ステンレス製、アルミ製
・コンパクトタイプ
・取っ手が収納可能
・透明ノブはガラス以外

家庭では、好きな色や高級感のあるガラス製の透明ノブなど、デザインを重視したものがおすすめです。

7.パーコレーターが似合うシーン

さいごに、パーコレーターをぜひ使ってみてほしいシーンを紹介しますね。

アウトドア(キャンプ・登山など)

森の中にただよう涼しげでキレイな空気を感じながら、コーヒーの良い香りと味を楽しむひとときって最高ですよね。パーコレーターの光沢感のあるステンレスやカタカタ音は、そういった雰囲気との相性抜群!

さらに、道具が少ないので荷物を減らしたいアウトドアに最適です。バスケット部分を外せば、シンプルなポットやケトル代わりに。バスケット部分にパスタを入れれば、湯切りが省略できます。

寝起きの寒い朝

淹れ方にもよりますが、パーコレーターを使ったコーヒーはアツアツで苦味がきいていることが多め。寝起きの寒い朝に飲めば、目覚めがすっきりします。バターをたっぷり塗った甘い食パンと一緒に、贅沢な一杯を楽しんでくださいね。

自宅のインテリアとして

このように、いろんなコーヒーミルと並べたり、いくつかそろえておしゃれに飾ったりするのも良いですね。

8.お手軽&本格コーヒーはパーコレーターで

パーコレーターの魅力は以下の3つ。

・手軽
・カタカタ音が心地よい
・好みの味に調整しやすい

美味しいコーヒーを淹れるためにも、

・挽き具合は「粗挽き」
・弱火で2〜4分
・火から外したらしばらく放置

これらを覚えておいてくださいね。

アウトドア用として特に人気のパーコレーター。何度か淹れてみて、あなたの好みにぴったりなコーヒーの味を見つけてください。

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