【COE】カップオブエクセレンスとは?最高品質のコーヒーを知ろう

COE(Cup of Excellence カップオブエクセレンス)とはその年に収穫されたコーヒー豆の中から高品質なものを決める品評会のこと。この記事ではCOEの選考方法やCOEならではの販売方法、歴史と現状、特長や購入方法などを紹介します。COEのことを知りたい人はぜひ記事をチェックしてみてください。

1.COEとは

COEは直訳すると、最高のコーヒーという意味です。世界で最も有名なコーヒー豆の品評会と言われています。ここではCOEのことや目的、審査方法、COEならではの販売方法について解説します。

最も有名なコーヒー豆の品評会

美味しいコーヒー豆を決めるコンテストはいくつかありますが、そのなかでもCOEは最も有名で意味のあるものとされています。年に一度開催しており、ACE(アライアンス・フォー・コーヒー・エクセレンス)というアメリカのNPO法人が運営しています。

目的は経済的発展

ACEは次のような目的のためにCOEを運営しています。

・コーヒー豆の品質向上
・優勝した農園の他のコーヒー豆の需要増加
・若い世代が高度な知識を農園に持ち帰る動機作り
・貧しい国で生産されるコーヒー豆の価値を高め、生産地域の経済的発展を支援
など

三段階の審査方法

COEの選考は三段階の審査で行われます。第一選考ではスペシャルティコーヒーの最低基準を満たしているかをチェックします。第二選考は国内の審査員がテイスティングをして品質の高さを確認。最終選考は国際審査員が3日かけてスコアを決めます。

国際審査員はブラジルなどのコーヒー生産国と、アメリカやヨーロッパ、日本などのコーヒー消費国の両方からコーヒーのスペシャリストが24人選出されています。最低87点以上のスコアを獲得するとCOE入賞です。

スコアの平均点が90点を超えると、さらに大きな賞であるプレジデンシャル・アワードを受賞します。第一選考から最終選考までの間で、少なくとも5回以上は品質評価が行われています。

入賞したコーヒー豆をオークションで販売

COE入賞したコーヒー豆はオンラインサイトで情報公開され、インターネットで国際オークションが行われます。ACEに登録してメンバーになれば、誰でもこのオークションに参加できます。そして最高額の応札者に販売されるのです。

従来の販売では、生産国の管理団体や輸出業者などの中間業者が多数入るため、その分コーヒー生産者の取り分が減っていました。COEでは、落札金額のほとんどが生産者に渡ります。

オークションの参加者からすると、最高品質のコーヒーを生産者から直接購入できるというメリットがあります。

COE入賞したコーヒー豆はスペシャルティコーヒーのコーヒー豆の相場よりも高額で入札される傾向があります。農園経営者は名誉ある称号を与えられるだけでなく、オークションにより高額の報酬を受けられるのです。さらに、オークションの参加者から高品質の生産者だと認知されると、多数のコーヒー関係者と継続的な取引に発展する可能性もあります。

2.COEの歴史や現状とは

COEが開催されるようになった歴史や現状について紹介します。また過去最高額で落札されたコーヒー豆についても紹介します。

COEの歴史

COEが開催される前は、欠点(発育不良や空洞、カビなど)がどれだけ入っていないかだけでコーヒー豆の品質を評価していました。欠点豆だけを見る評価では大規模な農園が有利となり、小規模な農園は危機的な状況に。

1990年代後半にアメリカのジョージ・ハウエルが欠点による品質評価では高品質なコーヒー豆を探し出せないと考えました。この考えに基づき、1999年11月にブラジルの生産者が品質を上げることを目的としたトライアル品評会では、アメリカのスペシャルティコーヒー協会の品質評価方法から改良されたもので行ったそうです。

ブラジルで開催されたこの品評会が最初のCOEと言われています。この時からインターネットでのオークション販売が取り入れられています。優勝したコーヒー豆は、当時としては破格の価格2.6ドル/ボンド(1ボンド=約453.6グラム)で落札されて有名になりました。2000年にも同じようにブラジルで品評会が行われ、この年からCOEと呼ばれるようになったと言われています。ブラジルでCOEが成功したことを受け、徐々に他の生産国にも広がっていきました。

20周年を迎えたCOEの現状

COEは2019年に20周年を迎えました。年によって多少変わりますが、現在ではブラジル、コロンビア、グアテマラ、ホンジュラス、コスタリカ、メキシコ、エルサルバドル、ニカラグア、ルワンダ、ブルンジ、ボリビア、ペルーといった国で行われています。

まだCOEが開催されていないエチオピアやエクアドルでもCOEが話題となっています。今後も参加国が増えることでしょう。2018年に行われたコスタリカのCOEでは最高落札価格300ドル/ボンドを記録しており、今も驚異的な成長を遂げています。

過去最高価格で落札されたコーヒー豆

2018年に最高価格で落札されたコスタリカの農園は、2019年のコスタリカCOEでも1位を獲得しました。コスタリカの上位3位は、いずれも90点以上を獲得。コスタリカの1位から3位までのコーヒー豆はすべてゲイシャです。

ゲイシャはアラビカ種から細かく分類された品種の一種で、アラビカ種の突然変異によって誕生したと言われています。フレッシュな酸味とチョコレートのような濃厚な甘みが特長で、希少価値の高い品種です。

3.COE入賞のコーヒー豆の特長や購入方法とは

最後にCOE入賞したコーヒー豆の特長や購入方法を紹介します。COEに入賞したコーヒー豆は一流の審査員から認められたものです。ぜひ飲んでみてください。

COE入賞のコーヒー豆の特長

COEに上位入賞したコーヒー豆はどれも美味しいと言われています。コーヒー豆の生産者は高品質なコーヒー豆を生産するために、さまざまな工夫をしています。独特な風味や豊潤さなど、生産者の努力がコーヒーから伝わってくるのもCOEの魅力です。COEに入賞したコーヒー豆は希少価値が高いものが多く値が張ってしまいますが、それに見合ったコーヒーを味わえるでしょう。

COE入賞のコーヒー豆の購入方法

入賞したコーヒー豆はCOEのロゴを付けて、コーヒーショップなどで販売されています。入賞したコーヒー豆を購入したい場合は、そのロゴを目印にして探してみてください。またインターネットで販売しているコーヒーショップもあるので、インターネットもチェックしてみましょう。

4.COE入賞のコーヒーを知ろう

COEは世界で最も有名なコーヒー品評会です。品質向上を目的として開催され、今では生産地域の経済的発展も担っています。またCOEに入賞すると、農園経営者は名誉ある称号と高額な報酬を得られます。入賞したコーヒー豆には独自のロゴが付いているので、コーヒーショップなどで見かけた時はぜひ手に取ってみてください。各国の最高品質のコーヒーを味わってみましょう。

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