ブラックコーヒーをもっと美味しく飲もう!おすすめテクニック紹介

独特の酸味や苦みがあり、コーヒー本来の風味や香りが楽しめるブラックコーヒー。

レストランやサロンのドリンクサービスなどで出される機会がありますが、砂糖やミルクを入れずにスッと飲めるとなんだか大人っぽくてかっこいいですよね。

でも、「もっと美味しくならないの?」と我慢しながら飲みほした経験はありませんか?

ブラックコーヒーは、好きなコーヒー豆や淹れ方などを見つければ夢中になれる飲み物。ここで紹介する飲み方や淹れ方をぜひ参考にして、あなたのコーヒーライフをさらに充実させてみませんか?

1.ブラックコーヒーとは?

コーヒーといえばブラジルやイタリアから伝わったものだと思う人が多いかもしれませんね。たしかに、その通り!でも、日本で見かけるようなブラックコーヒーは日本だけの飲み方。海外の人々からは「ジャパニーズ・コーヒー」と呼ばれています。

定義

ブラックコーヒーとは、コーヒーの粉から抽出した液に砂糖やミルクを一切入れない飲みもののこと。海外では、カフェで「ブラック(black)」を注文すると砂糖のみを入れたコーヒーが出てきます。

世界中で親しまれているコーヒーですが、何も入れずに飲むのは日本人が圧倒的に多いのだとか。ブラックコーヒーという日本ならではの飲み方は、コーヒー本来の風味や香りをそのまま楽しめるように始めた素敵な文化。日本茶の習慣が受け継がれているとも言えます。

コーヒー本来の風味・香りがしっかり味わえる

ブラックコーヒーは、ミルク・砂糖を入れたカフェオレやカフェラテよりも苦みが強い味。子どもの頃は苦すぎて飲めなかったという人が多く、大人になってからも苦みや酸味が苦手で飲みにくいという意見があります。

でも、コーヒー粉から抽出したままの飲みものなので、コクや甘味などの各コーヒー豆の味がダイレクトに楽しめるのは魅力的! 産地・焙煎度・抽出方法のちがいで、コーヒーにはいろんな味があることを幅広く知ることが可能です。

2.ブラックコーヒーにして飲む魅力

コーヒー本来のほろ苦い味が楽しめるだけじゃなく、ブラックコーヒーには私たちに対してさまざまなメリットがあります。

ミルク・砂糖入りと比べて低カロリー

毎日の習慣としてコーヒーを飲みたい人や体型などを気にしてダイエットをしている人は、カロリーが気になるかもしれませんね。

カロリーは「8kcal/200ml」

文部科学省「食品成分データベース」によると、ブラックコーヒーは200mlあたり8kcal(100mlあたり4kcal)。数々の飲料の中でも「低カロリー」なので、高カロリーなケーキやアイスなどと一緒に食べても安心です。

身近な飲みものと見比べてみましょう。

・ブラックコーヒー |4kcal/100ml
・ミネラルウォーター |0kcal
・麦茶 |1kcal
・コーラ |46kcal
・スポーツドリンク |21kcal
・トマトジュース(食塩無添加) |17kcal
・サイダー |41kcal
・紅茶(抽出液) |1kcal

いかがでしょうか?

脂質などの栄養成分や食塩相当量は考えずにカロリーだけを比べると、ブラックコーヒーは低いのが分かりますよね。

飲みものから摂るカロリーは、全体の10%未満が理想だといわれています。

たとえば、成人男性の1日に必要なカロリーは2,200~3,000kcal。そのうちの飲みもの分は220~300kcal。ブラックコーヒーを500mlのペットボトル1本分飲んでも、20kcalなので大きく下回ります。

カフェオレやカフェラテとのカロリー比較

今度は、身近なコーヒー類と見比べてみましょう。

・ブラックコーヒー |8kcal / 200ml
・ミルク入り |17kcal
・コーヒーフレッシュ入り |19kcal
・砂糖入り |31kcal
・ミルクと砂糖入り |40kcal
・カフェオレ(牛乳入り) |71kcal
・コーヒーフロート(アイスクリーム入り) |62kcal
・ウィンナーコーヒー(ホイップクリーム入り) |94kcal

このように、ブラックコーヒーへ加えるものによってカロリーが大きく変わり、同時に甘さもぐんと強まります。

コーヒーフロートやウィンナーコーヒーはたしかに飲みものですが、「デザート」のひとつとして楽しむ人も。毎日低カロリーで済ませるなら、やっぱり「ブラックコーヒー」がベストだといえるでしょう。

大人かっこよく見える

ラックコーヒーを飲む人が大人っぽくてかっこよく見える理由は、そのイメージを本能的に感じ取っているため。人間の味覚の発達に関係しています。

成長が未発達の子どもの頃は、味覚が敏感。「苦味」は「毒・腐敗物のシグナル」として嫌い、「甘味」は「エネルギー源のシグナル」として好む傾向にあります。

野菜でいえば、ピーマンやゴーヤなどの苦いものより、ジャガイモやトウモロコシなどの甘いものが好きな子が多いということ。

そして、その経験を積み重ねて成長した大人は、「甘いもの=子どもっぽい」とイメージするので、反対に「苦いもの=大人っぽい」と意識してしまうようです。

甘い食べものと合わせやすい

ブラックコーヒーは、チョコレートやケーキなどの甘い食べものとの相性が抜群。苦味で甘味が緩和できるためです。

特に、甘いものが苦手な人にとっては、ブラックコーヒーが「救世主」といっても過言ではありません。

・取引先で出されたとき
・仕事上で試食会をするとき

など、甘いものがどうしても避けられないときにブラックコーヒーがあれば、気持ちも体調も安定しやすく安心できます。

3.ブラックコーヒーをもっと美味しく飲む方法

「やっぱりちょっと苦いかも?」

ブラックコーヒーは、工夫をすれば今よりもっと美味しく味わえます!
その方法を6つ紹介しますね。

好みの味を探す&見つける

いろんなブラックコーヒーを試しながら、お気に入りの一杯を見つけましょう。使われているコーヒー豆や淹れ方などによって、苦味・酸味が微妙に違います。

手軽に試すなら、コンビニ・スーパー・ドラッグストアなどにある市販の缶・ペットボトル・インスタント。ただし、淹れたてよりも鮮度が落ちていたり保存料などが使用されていたりします。

純粋な美味しいブラックコーヒーと出会いやすいのは、自分でコーヒー粉から淹れる方法!コーヒー豆の種類や淹れ方(焙煎の度合い・挽き加減・抽出器具・抽出時間)を自由に決めながら、淹れたての本格ブラックコーヒーを味わいましょう。

コーヒー豆の種類を変える

今、ブラックコーヒーを自分で淹れている人は、コーヒー豆・コーヒー粉を買うときに種類を変えてみましょう。

日本で手に入る一般的なコーヒー豆の種類は、大きく分けて「アラビカ種」「カネフォラ種(ロブスタ)」の2つ。

さらに、

・産地
・煎り度合い
・単一もしくはブレンド

でコクや甘味などに違いがあります。

定番は、以下の3つ!

・モカ|爽やかでフルーティーな酸味と甘味・コクがある
・マンデリン|芳醇な香りとコーヒーらしい苦味・コクがある
・ブラジル|香りが高く、程よい酸味・甘味がある

ほかにも、ブルーマウンテンやキリマンジャロなどたくさんあるので、詳しくはこちらをご覧くださいね。

淹れ方(抽出器具)を変える

コーヒー豆・コーヒー粉が手に入ったら、淹れるときの道具「抽出器具」もいろいろ試してみましょう。それぞれ、相性の良い煎り度合い・挽き加減・湯温・抽出時間などがあります。

代表的な抽出器具は、以下の4つ。

・ペーパードリップ|ペーパーフィルターとコーヒー粉を入れ、お湯を注ぐ方法
・エスプレッソマシン|お湯とコーヒー粉を入れ、蒸気の圧力をかけて抽出する方法
・パーコレーター|直火で沸かしたお湯にコーヒー粉を入れ、直接抽出する方法
・フレンチプレス|コーヒーとお湯を入れ、金属フィルターを押し沈めて抽出する方法

下記にて、美味しい淹れ方をご紹介しています!

ホットコーヒー・アイスコーヒーを飲み比べる

あなたは、ホットとアイスどちらのブラックコーヒーが好きですか?特にこだわりがなければ、ぜひ飲み比べてみてください。温度の違いでコーヒーの味わいも違って感じるので、同じコーヒー豆を使ったブラックコーヒーでもアイスとホットで好みが分かれます。

人間の味覚は、冷たくなるほど苦味を弱く酸味を強く感じやすいといわれています。たとえば、ホットコーヒーで感じた苦味と酸味は、アイスにすると苦さが弱まり酸味が強まったと感じます。

ドリップしたてのホットコーヒーが美味しく感じる温度は、60~70度。体をあたためて、ほっとリラックスしたいときに向いています。

一方、ドリップ後、氷を入れて冷ますアイスコーヒーが美味しく感じる温度は5~11度。さっぱりとするので、口の中がもやっとしているときや暑い夏に向いています。

ちなみに、アイスコーヒーに多いのは「深煎り」のコーヒー豆。氷を入れると味が薄まるので、しっかりとした味わいでの抽出が必要だからです。

甘いものを用意する

苦味の強いブラックコーヒーには、甘いものをスタンバイ!口の中で苦味と甘味が混ざりあい、やさしくとろけるような贅沢気分が味わえます。

特に、コーヒーの味と相性が良い「チョコレート」がおすすめ!どちらも、苦味・甘味のバランスが必要だったり製造時に焙煎されたりし、原産地や成分も近いという共通点があります。

コーヒーを材料にしたチョコレート菓子も多く販売されています。たとえば、チョコレートでコーヒー豆をコーティングしたもの、チョコレートにコーヒーパウダーをふりかけたものなど。ブラックコーヒーのお供に、ぜひ用意してみてくださいね。

コーヒーの雰囲気を楽しむ

コーヒーならではの雰囲気を思いっきり楽しみましょう!ブラックコーヒーが苦手だった人の中で、コーヒーは「おしゃれ」だと思い込んだらいつの間にか飲めるようになった人もいるようです。

たとえば、上記でお伝えした「大人かっこいい味」を、真夜中のリビングなど大人っぽいシチュエーションで飲むなど。コーヒーの香りにはリラックス効果があるといわれているので、ほっと一息したいときに飲むのもおすすめです。リラックスできたのはブラックコーヒーのおかげだと感じて美味しく味わえます。

1番のおすすめは、自分でコーヒー豆を挽くところから淹れる本格的なブラックコーヒー!抽出できるのをゆっくりと待つ時間、カップにコポコポと注いで淹れたときに広がる良い香り。すべてがブラックコーヒーの味わいを高めてくれます。

4.美味しいブラックコーヒーを淹れてみよう!

美味しく飲めるコツをつかんだら、いよいよ実際にブラックコーヒーを淹れていきましょう!

5種類の抽出器具別に、手順と美味しく淹れるポイントを紹介しますね。

・ペーパードリッパー
・エスプレッソマシン
・パーコレーター
・フレンチプレス
・水出しコーヒーポット(アイス用)

ホットブラックコーヒーの美味しい淹れ方~ペーパードリッパー~

準備するもの

・コーヒー粉(中挽き)
・コーヒードリッパー
・コーヒーフィルター
・コーヒーサーバー
・コーヒー粉にお湯を注ぐもの(ケトル・ポット・ドリップケトル)
・コーヒーカップ

手順&ポイント

1.ドリッパーの上に、形状の合うフィルターをセットする
2.フィルターにコーヒー粉を入れ、軽く揺らして平らにする
3.ドリッパーをカップ、あればサーバーの上に置く
4.やかん・電気ケトルで多めにお湯を沸かす
5.カップ・サーバーにお湯を注いで容器を温める
6.そのお湯を移すか、少し待って適温(約90度)にする
7.コーヒー粉の上に少量のお湯を注ぎ、コーヒー粉の膨らみを確認する(約30秒)
8.約3回に分けてお湯を注ぎ、抽出できるのを待つ
9.完成

お湯を入れるときは、「の」の字を描くようなイメージでまんべんなく優しく。膨らみを確認(蒸らし)後から抽出完了まで「3分」を目安に、なるべく細くゆっくりと注ぎましょう。

ホットコーヒーの美味しい淹れ方~直火式エスプレッソマシン~

準備するもの

・コーヒー粉(極細挽き)
・直火式エスプレッソマシン
・コーヒーカップ

手順&ポイント

1.本体の上下を外し、下部に杯数分のお湯を入れる(1杯分約30ccに対してお湯50cc)
2.コーヒー粉を上部のバスケットに入れ、スプーンや指などで水平に固める
3.バスケットを本体にセットする
4.底から火がはみ出さない火加減で火にかける
5.バスケットが押し上げられて下部が空になったら抽出完了
6.火からおろし、カップに注ぐ

火からおろすタイミングは、「カラカラ」と鳴る音が合図。抽出中の「ポコッポコッ」という音も含めて、コーヒーを淹れるときの音が楽しめます。

ホットコーヒーの美味しい淹れ方~パーコレーター~

準備するもの

・コーヒー粉(粗挽き)
・パーコレーター
・コーヒーカップ

手順&ポイント

1.バスケットを本体から取り出し、コーヒー粉を半分くらいまで入れる
2.バスケットのふたをする
3.本体に水を入れ、火にかけて沸騰させる
4.やけど防止のためいったん火から外し、バスケットをセットする
5.弱火にかけ、透明ノブから見えるコーヒーの色を確認しながら2~4分待つ
6.火から外し、カップに注ぐ
7.完成

コーヒーの色は好みでOK。ちょうど良い濃さになったら抽出完了です。

ホットコーヒーの美味しい淹れ方~フレンチプレス~

準備するもの

・コーヒー粉(中細挽き~粗挽き)
・フレンチプレス
・スプーン・マドラー
・コーヒー粉にお湯を注ぐもの(ケトル・ポット・ドリップケトル)
・コーヒーカップ

手順&ポイント

1.沸騰させたお湯をフレンチプレスに注ぎ温めておく
2.お湯を捨ててコーヒー粉を入れ、しっかり混ざるようにお湯を勢いよく注ぐ
3.スプーンなどで数回かき混ぜる
4.シャフトをセットし、4分ほど待つ
5.金属製フィルターをゆっくりと押し下げる
6.コーヒーカップにゆっくり注ぐ
7.完成

プレスするときは、本体を倒さないように片手で支えながら。また、ギュッと押し付けてしまうとコーヒーの渋みやえぐみまで出てしまうので、底につかない程度にしておきましょう。

アイスコーヒーの美味しい淹れ方~水出しコーヒーポット~

準備するもの

・コーヒー粉(深煎り・中挽き~細挽き)
・水出しコーヒーポット
・茶葉用の紙パック

手順、ポイント

1.コーヒー粉(約100g)を茶葉用の紙パックに入れ封をする
2.水出しコーヒーポットに入れ、常温の水(約1リットル)を静かに注ぐ
3.常温のまま1時間ほどおき、抽出
4.冷蔵庫で7~8時間ほどおき、紙パックを取り出す
5.完成

抽出が完了したら、コーヒーを入れたパックはすぐに取り出しましょう。抽出時間が長すぎると苦味・渋味が強くなってしまいます。また、水出しコーヒーは完成後24時間で飲み切るのが目安。冷蔵庫に入れたまま忘れないように注意してくださいね。

5.美味しいブラックコーヒーで大人の魅力がアップ!

コーヒー本来の風味や香りが楽しめるブラックコーヒー。

・好みの味を探す&見つける
・コーヒー豆の種類を変える
・淹れ方(抽出器具)を変える
・ホット・アイスを飲み比べる
・甘いものを用意する
・コーヒーの雰囲気を楽しむ

このような美味しく飲むコツをぜひ試してみてくださいね。

ミルクや砂糖を入れず、スッと飲めると大人かっこいい!あなたの大人の魅力もぐんとアップすること間違いなしです。

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